がん幹細胞研究

がん幹細胞研究とは

膵がん幹細胞が含まれているスフェア

膵がん幹細胞が含まれているスフェア

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長年にわたりさまざまな分野から膵がん研究がなされてきましたが、膵がん細胞そのものについて、未だわかっていないことが多くあります。近年、同じ人の膵がんの腫瘍(塊)の中には形態的にも機能的にも異なった、さまざまながん細胞が存在していることが明らかになってきました。少数の「がん幹細胞」と呼ばれる自分と同じ細胞を作ること(自己複製能)と、さまざまな種類のがん細胞を作ること(多分化能)ができる特殊ながん細胞が、がん細胞の多様性に重要な役割を果たしていると考えられます。さらに、がん細胞にも正常細胞の機能が残存しており、がん細胞周囲の環境により、その形態や機能が大きく変化します。上 (Epithelial-mesenchymal transition/EMT)により、がん細胞が性質を変化させることで、移動能や転移能が亢進し、抗がん剤にも耐性を示すようになることが報告されています。このような、がん細胞の多様性と可変性によって転移しやすいがん細胞が生まれたり、抗がん剤や放射線治療の後でも少数のがん細胞が生き残り、がんの再発がおこることが考えられます。私達はがんの多様性と可変性に注目し、膵がんの「がん幹細胞」と「上皮間葉転換」について研究を進めています。

 

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